日本医師会・都道府県や郡市区医師会の違いや疑問まとめ。入る必要はある?会費が…

日本医師会・都道府県や郡市区医師会の違いや疑問まとめ。入る必要はある?会費が…
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日本医師会と地域の医師会の違いとは?

日本医師会は、47都道府県の独立組織である「都道府県医師会」+「郡市区医師会」から成り立っている組織です。

基本的に日本医師会は世界各国に向けて「Japan Medical Association Journal」を発行するなど、日本全体の医療を統括するような事業がなされています。

地域の医師会は、都道府県規模や郡市区規模で事業がなされており、日本医師会と地域の医師会の違いは「運営規模」です。

それぞれは独立して運営されていますが、加入方法から見ても日本医師会と地域の医師会は連動している組織団体だといえます。

日本医師会の加入方法

※画像はタップで拡大できます。
日本医師会

日本医師会は医師であれば誰でも加入できる組織ですが、日本医師会へ加入するには「都道府県医師会」に加入しなければなりません。

また、都道府県医師会に加入するには「郡市区医師会」に加入する必要があります。

日本医師会への加入を検討しているなら、まずは最寄りの郡市区医師会を探すことからはじめましょう。

郡市区医師会は、各エリアにおいてその地域に医師として居住している方が対象。つまり、日本医師会へ加入する場合も自分が住んでいるエリアにある郡市区医師会が窓口になります。

地域の医師会だけでもOK

地域の医師会だけでもOK

日本医師会へ加入するためには地域の医師会に加入しなければなりませんが、日本医師会に加入せずに地域の医師会にだけ加入することもできます。

いずれにしても日本医師会に加入するには地域の医師会からスタートすることになるため、地域医師会の事業やサービスを体験して日本医師会への加入を検討するのもいいでしょう。

日本医師会に加入するには「都道府県医師会」と「郡市区医師会」に加入しなければならないため、日本医師会に加入すると合計3団体における年会費がかかります。

医師会に加入する主な3つのメリット

医師会に加入すると、「賠償責任保険」や「医師年金制度」に加入できたり、「研修会や講習会から医療を学べる」といったメリットがあります。

また、各イベントに積極的に参加していくと、医師として横の繋がりを構築しやすいこともメリットです。

人脈形成から情報収集まで、医師会へ加入しておくメリットは大きいですよ。

①賠償責任保険に加入できる

医師の仕事は医療事故というリスクが常にあるため、万が一に備えて賠償責任保険に加入しておくことは大切です。

勤務医として働く場合は勤め先に何かしらの保険制度が用意されていると思いますが、開業する場合は保険がありませんよね?

今は医師としてさまざまな働き方があるため、勤務先に保険がないのであれば医師会は頼れる存在です。

日本医師会の賠償責任保険の場合、契約者は日本医師会となるので個人加入手続きは不要です。日本医師会と都道府県医師会と郡市区医師会が紛争にあたり、保険期間中の最高支払限度額は3億円。

②医師年金制度に加入できる

こちらは日本医師会のサービスですが、医師年金制度に加入できます。

通常の年金では老後が心配という場合、医師年金制度に加入すると積み立てから受給額を増やすことができますよ。

しかも、「養老年金」や「育英年金」など、さまざまな医師年金制度が用意されているため、ライフスタイルに合わせて年金を積み立てられるのがメリットです。

日本医師会の医師年金制度は、年金を受給する満65歳まで日本医師会の会員である必要がある。そのため、ずっと日本医師会に在籍するつもりという方に向いています。

③研修会や講習会、そのほか医療情報を入手できる

③研修会や講習会、そのほか医療情報を入手できる

医師会は各運営規模からさまざまなイベントを行っており、情報収集の場として活用できることもメリットです。

日本医師会の場合、各都道府県医師会と協力して共通講習を実施しており、「認定産業医指定研修会」といったスキルアップの場を提供しています。

また、「日本医師会雑誌」や「日医ニュース」など、刊行物やラジオで最新医療情報を入手可能。

他にも、5万点以上の医学書等が用意されている「医学図書館」を利用できるなど、情報収集の場としてはメリットが高いでしょう。

もし日本医師会に加入するなら、都道府県医師会や郡市区医師会も含めて、各種サービスは積極的にフル活用しましょう。入会金や年会費がかかるため、相応する利用価値を見出したいですね。

医師会に加入する主な3つのデメリット

医師会に加入する主な3つのデメリット

総合的に見ると、医師会に加入するメリットは利用方法や目的次第では大きいです。

しかし、それでも「医師会に加入するか迷う」という医師は多く、それは入会金や年会費の高さが理由なんですね。

医師会に加入する主な3つのデメリットを見ていきましょう。

①入会金や年会費が高い

※画像はタップで拡大できます。
北区医師会
※A会員は医療機関の開設者や管理医師など、B会員は主に勤務医、C会員は新卒後研修医など

医師会に加入する費用を大阪府北区医師会で見てみます。

勤務医(B会員)で日本医師会に加入すると、「北区医師会・15,000円」+「大阪府医師会・36,000円」+「日本医師会・39,000円or68,000円」となり、合計の年会費は「90,000円or119,000円」です。 

また、開業医(A会員)で日本医師会に加入するなら、「北区医師会の入会協力金・2,500,000円」+「北区医師会の入会金・300,000円」+「大阪府医師会の応益金・100,000円」から合計で「2,900,000円」と高額な費用がかかります。

勤務医として郡市区医師会に加入する場合などは費用が安いですが、開業医や管理医師として日本医師会に加入する場合は費用が高くつくのが大きなデメリットですね。

②開業するなら必須:勤務医は周囲が加入していると浮いてしまうかも

②開業するなら必須:勤務医は周囲が加入していると浮いてし

基本的にクリニックを開業するなら医師会に入っておくほうがいいでしょう。

勤務医に比べて責任を問われる立場になるため、賠償責任保険を目的に医師会へ加入するかたは多いですよ。

医師会が提供するさまざまなサービスに興味がないなら、勤務医にとっては医師会へ加入するメリットは低いでしょう。

しかし、勤め先などで周囲に医師会へ加入している人が多いと、浮いてしまうことがあるかもしれませんね。

③会員としての役割分担があると面倒

③会員としての役割分担があると面倒

それぞれの組織で何かしらの役割を担った場合、それに時間を割かなければならないのもデメリットです。

また、勤務医で医師会へ加入する場合など、これといって加入目的がはっきりしていないと、せっかく情報収集の場として使えるメリットがあるのに「面倒」と感じてしまうケースもあるでしょう。

できるだけ加入目的を明確にしておきたいですね。

まとめ

医師会に加入すべきかどうかは、個々の目的によります。

2016年12月時点では、日本医師会の会員数は170,199人と公表されており、「開業医・約84,000人」の「勤務医・約84,000人」です。

同年の厚生労働省のデータでは、医師総数は319,480人と公表されており、医師全体の2~3人にひとりは加入している状況といえますね。

医師の間では「医師会に加入する必要はない」という声も聞かれますが、メリットがあるかどうかは本当に目的によるため、じっくりと検討してみてくださいね。

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