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非常勤だけ・バイトだけ・兼業のいわゆる(正社員ではない医師)は食べていけるの?年収や生活の平均、リアル体験記
医師は非常勤やバイトだけで生活できるのか?
常勤医師は忙しい毎日を送ることになり、プライベートを充実させるためにも「非常勤やバイトで生活できれば」と思うことがありますよね?
医師の非常勤やバイトの日給は10,000円~200,000円あたりが相場帯で、最低でも「10,000円以上」を稼げます。
今の生活水準が相当ハイレベルでない限りは、非常勤やバイトだけでも十分に生活できますよ。
非常勤とバイトの違い
医療業界の求人は「常勤」と「非常勤」の2つの働き方に区別されることが多く、「常勤=正社員」の「非常勤=パート」という意味です。
基本的に非常勤という言葉は「正社員」と区別するために使われるため、職業や業界を問わずにアルバイトやパートのことを非常勤と呼んでも間違いではありません。
しかし、コンビニバイトを非常勤と呼ぶことはなく、医師のように専門的な職種で使われることが多いんですね。
「非常勤」・「バイト」・「パート」は同じ意味であり、「求人を出す側がどれを選択するのか?」という違いだけです。
医師求人は「非常勤」と「スポット」に区別されることが多い
非常勤とバイトは同じ意味ですが、転職サイトでは「非常勤」と「バイト=スポット」で使い分けているところが多いです。
常勤以外の働き方は、非常勤でもバイトでも求人によって「働く日数=契約期間」が異なりますよね?
そこで、数週間ほどの短期バイトを「非常勤or定期非常勤」と呼び、1日や2日のど短期バイトを「スポットバイト」として区別しているわけです。
非常勤もバイトも、医師求人は求人内容に注目しておくことが大切。日給や交通費の支給など、条件は本当にさまざま。
非常勤はどのくらい稼げるのか?
医師は非常勤だけで生活できるのかどうかを医師求人でチェックしてみましょう。
ここでは、医師の転職サイトで有名な「m3.com CAREER」を使い、「東京都」+「非常勤」でヒットした求人を紹介していきます。
2018年11月11日時点の求人情報ではありますが、タイミングが違っても非常勤の日給は最低10,000円は確保できるでしょう。
訪問診療・日給80,000円
東京都板橋区にあるクリニックで、心療内科と精神科の訪問診療で日給80,000円の求人があります。
シフトは毎週の火曜日から土曜日において毎週勤務が必須、週1日からOKという条件です。
週1の月5日勤務で、80,000円×5日=月給400,000円。
外来内科・日給90,000円
東京都練馬区のクリニックで、外来の内科診療で日給90,000円の求人があります。
こちらも毎週勤務が必須、火曜日と木曜日が希望日となっていて週1からOKです。
週1の月5日勤務で、90,000円×5日=月給450,000円。
耳鼻咽喉科・日給40,000円
東京都豊島区のクリニックで、外来の耳鼻咽喉科で日給40,000円の求人があります。
こちらも毎週勤務が必須、月曜日から金曜日のシフトで週1からOKです。
週1の月5日勤務で、40,000円×5日=月給200,000円
結論、非常勤だけで生活はできる
他の非常勤求人を見ても、日給が高額な医師求人が多いです。
非常勤は定期非常勤と呼ばれることがあるとおり、継続して仕事を確保しやすいことがメリットですね。
最終的に1ヶ月で契約が終了するとしても短期でガッツリ稼ぐことができるので、スポットバイトよりも生活が安定しやすいでしょう。
月給200,000円で「年収2,400,000円」、月給450,000円で「年収5,400,000円」。
スポットバイトはどのくらい稼げるのか?
続いて、医師はスポットバイトだけで生活できるのかどうかを見ていきましょう。
こちらも医師の転職サイトで有名な「m3.com CAREER」を使い、「東京都」+「スポットバイト」でヒットした求人を紹介していきます。
求人情報は2018年11月11日時点の掲載内容です。
小児科・時給12,000円
東京都葛飾区のクリニックで、小児科の日勤と夜診で時給12,000円の求人があります。
勤務日は2018年11月13日の火曜日、勤務時間は15時から20時です。
時給12,000円×5時間=日給60,000円。
院内健診・日給55,000円
東京都千代田区のクリニックで、人間ドックや健診など院内健診で日給55,000円の求人があります。
勤務日は2018年11月13日、勤務時間は8時45分から12時30分。
勤務は1回限りなので、日給55,000円の稼ぎのみ。
インフルエンザ予防接種・日給90,000円
東京都北区のクリニックで、インフルエンザ予防接種や健診で日給90,000円の求人があります。
勤務日は2018年11月13日、勤務時間は9時から18時30分の休憩150分。
こちらも勤務は1回限り、日給90,000円の稼ぎのみ。
結論、スポットバイトは仕事を探すのが必須
スポットバイトの稼ぎは、時給でも日給でも非常勤求人と相場がほとんど変わりません。
しかし、非常勤は中長期で働ける求人が多いことに対して、スポットバイトは1日限りの募集が多いです。
単発で稼ぎたいときはバイト代が高いので都合がいいですが、バイトだけで生活していくなら仕事を探し続けることが必須ですね。
非常勤やバイトだけでずっと生活していくのは現実的ではない?
医師の非常勤やバイトは相場が高いので、常勤医師にならなくても一般職のお偉いさん以上に稼ぐことは十分に可能です。
年間の仕事量次第では、常勤医師よりも年収が高くなるケースもあります。
しかし、実際のところは医師にとってあまり現実的な働き方ではなく、「継続して仕事を見つけられるのか?」という不安が付いて回るのが大きなデメリットですね。
転職サイトをフル活用する
今は、医師求人をWebで探すことができるため、昔よりも非常勤やバイトだけの生活を実現させやすいです。
複数の医師転職サイトに登録しておけば、スポットバイトを転々とする場合でも仕事を確保しやすいですね。
ただし、「仕事探しが面倒」というデメリットだけは払拭できないので、体調などの自己管理も含めて管理能力が問われます。
キャリアアップは望めない
医師としてキャリアアップを目指しているなら、やはり常勤医師として働くべきです。
たとえば、科部長になりたい場合に非常勤やバイトで働き続けても、その地位に就くことはできません。
これは一般職と同じですね。
ブラック求人に遭遇することもある
求人によっては楽な仕事で高収入を得られますが、現場へ行くと「本当にこんな仕事のやり方で大丈夫なの?」と思うことがあります。
ブラック求人は勤務先の評判が悪いことから、自分の評判も下がってしまうのが難点です。
スポットバイトならまだいいですが、ブラック企業に非常勤で数か月ほど勤めた場合など、その後に常勤として転職するときに経歴から断れるケースがあり得ますよね。
医師以外の仕事も微妙
常勤医師以外の仕事という考え方では、稼げる仕事があるなら何でもいいとも言えます。
たとえば、簡単に見つけられる仕事では「医療Webライター」がありますが、1記事あたり数千円から10,000円とそれなりの報酬を得られますし、自分の知っていることを書けばいいだけなので仕事も楽です。
しかし、実際にこの仕事をやってみると「価値ある記事を書くには時間がかかる」という結論に至りやすく、当初の思惑とは裏腹に割りが悪いと感じることが良くあります。
他にも「投資をやってみる」とか「お店の経営をしてみる」など、さまざまな選択肢があるわけですが、リスクや手間などをトータル的に考えると医師として非常勤やバイトをするほうが生活を安定させやすいケースが多いですよ。
まとめ
今回は「非常勤だけ、バイトだけ、で生活できるのか?」を紹介しましたが、結論は生活水準と今後の目標によるです。
すでに住宅ローンを組んで家族を養う立場であれば、収入が安定しないのは大きな不安ですよね。
逆に家賃数万円の賃貸で独身生活をしているなら、非常勤やバイトだけでも余裕で食べていけます。
とくに高い医師キャリアを望んでいないのであれば、生活水準や今後の目標次第では常勤医師として働くよりもメリットがあると捉えることができますね。
医師はバイト禁止でない限りは副業可能、民間医局を利用すれば一般診療からAGAのような自由診療までさまざまな仕事を簡単に見つけられます。
何を主観に語るのかによってメリットやデメリットは大きく異なりますが、医師は他職業に比べて非常勤やバイトでも高収入を得やすい職業であることは間違いありません。